口臭は歯科に相談して改善する
お口のトラブルの中でも「口臭」というのは本当にやっかいなものです。自分はもちろんのこと他の人も不快に感じてしまうからです。
どんなに外見に気を使っていても口臭がひどいだけで他の人との距離がどんどん遠くなってしまうように感じている人は多いことでしょう。
さて、この口臭ですが予防したり改善する方法はあるのでしょうか。
多くの人は「きちんと歯磨きしていないからだ」とか「体から発生するものなのでガムをかむことぐらいしか対処策はない」と感じているようです。
皆さんはどう思いますか。
本当に口臭に対する抜本的な解決策はないのでしょうか。
こんな時に頼りになるのが実は「歯科」つまりは歯医者さんなのです。
どうしてそういうことができるのでしょうか。
実はこれは口臭の原因をさぐり、その対処をするという点で歯医者さんが力を貸してくれるからです。
人間だれでも多少の口臭というものはあるものです。
でも特に周りの人にも不快感を与えるほどの強い口臭の場合には原因が深刻である可能性があります。
例えば考えられるのは歯槽膿漏（または歯周病と呼ばれる）や治療した詰め物や被せ物の不具合、舌の汚れなどがあります。
またはもっと深刻なケースでは内科的疾患や癌の腫瘍が口にできているというケースも実際にありました。
こうしたケースでは自分のブラッシングや食生活だけでは口臭を解決することはまず不可能でしょう。
ですから口の中を隅々まで歯医者さんにチェックしてもらってその原因を確かめるのは一番の近道という事ができるのです。
また歯科には通常「口臭チェッカー」という口臭のレベルを客観的に数値化できる装置があります。
それによって現状を確かめ治療の方向性を冷静に考えることができるのです。
特に口臭の原因として一番多いのは歯槽膿漏だといわれています。
あるデータでは口臭の問題を抱えている人の80%近くがこの歯槽膿漏を抱えています。
今でこそ歯槽膿漏用の市販薬も増えてきましたが、これは歯茎とお口の「病気」ですのでしっかり治療して再発しないように心がけなくてはいけません。
ですから市販の薬を使うかは別としてしっかりと歯医者さんで一緒に治していくという意識が大切なのです。
皆さんの中にはひどい口臭でお悩みの方がいらっしゃいますか。
そんな時にはぜひ色々悩まず、すぐに歯医者さんに行ってみましょう。
そうすることで早期に問題を見つけ、事態が深刻化する前に問題を解決することができるのです。